転職エージェントに頼りっぱなしだと転職に失敗するって本当?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
転職エージェントに頼る

インターネットで登録するだけで、専任のキャリアアドバイザーから転職活動全般のサポートを受けられる転職エージェント。

無料という気軽さも手伝って、多くの転職希望者に利用されるようになっています。

メリットばかりのように思える転職エージェントですが、1点注意が必要なことがあります。

その便利さゆえに、転職活動に対する当事者意識が弱まり、転職エージェントに頼りっぱなしになってしまうリスクがあるのです。

頼りっぱなし、つまり主体性に欠ける転職希望者は、次のような失敗に陥りやすいと言えます。

  1. 希望と合わないところに入社してしまう
  2. キャリアアドバイザーや企業からの評価が低くなり、採用されにくくなる

転職エージェントに頼る気満々だったけど、ダメなのか~
主体的に転職活動をするってどういうこと?
 
転職エージェントをうまく活用するコツも知りたいな。

転職先で働くのはあくまで自分自身だと当事者意識を持つことがまず大切ですね。
その前提があるからこそ、転職エージェントの提供してくれる様々なサポートが活きてきます。
 
失敗への対策として、主体的に取り組む3つの方法と、企業人事の声を紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

転職に主体的に取り組む3つの方法

まず認識しておきたいのは、転職エージェントは転職希望者を入社させないと利益が出ないビジネスモデルであり、転職希望者には採用見込みのある求人に応募し、入社してもらいたいと考えているということです。

転職希望者の希望ももちろん、配慮した上で求人紹介を行いますが、本人の希望と必ずしも一致しない情報も含まれることは往々にしてあります。

そのため、希望が定まらない状態で転職エージェントを利用すると、転職エージェント側の都合に振り回され、冒頭で述べた、「失敗1.希望と合わないところに入社してしまう」という事態になりかねないのです。

情報の取捨選択は転職希望者に責任があるので、その判断基準を自身の中に持つことが転職における主体性と言えると思います。

では、実際に転職活動を主体的に行う具体的なアイデアを解説していきます。

1.自分でやること、転職エージェントに任せることを分ける

転職エージェントを利用する際に大事なのは、自分の考えで進める部分と、エージェントに任せてしまって良い部分を分けることです。
例えば以下のように、一度リストを作ってみることをオススメします。
自分でやること

【自分でやること】

  • キャリアプランを考える
  • 求人情報の選択基準を考える
  • 応募書類の作成
  • 自分なりの企業研究

【転職エージェントに任せること】

  • 作業の代行
  • 求人情報や企業情報の収集と提供
  • ノウハウに基づくアドバイス
  • 企業との交渉
このように、骨子となる方向性を決めるのは転職希望者本人で、転職エージェントには単純作業と、彼らの専門分野を任せるといった配分が王道と言えます。

2.キャリアカウンセリングを受ける前に準備をする

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーとのキャリアカウンセリングの場が設けられ、経歴や職歴と共に、人物評価も行われています。

キャリアアドバイザーも、事前に転職希望者の履歴書や経歴書を読んで臨むので、
転職希望者自身も、実りあるカウンセリングにできるよう、事前に考えをまとめて臨めると良いと思います。

次のような点で自身の考えをなるべく具体的にまとめておきます。
キャリアカウンセリングの準備

  • なぜ転職するのか
  • いつまでに転職したいのか
  • どんな企業で、どんな仕事をしたいのか
  • 5年先、10年先はどうなっていたいのか
  • どんな働き方をしたいのか

特に「どんな仕事をしたいのか」という点については、”どんな状態を希望するか”と具体的にイメージして考えるのがコツです。

例えば、金融機関での「ファンドマネージャー職」を希望しているとして、単なる職種名に留めるのではなく、「ファンドを通じて日本の地域経済を活性化させ、地方創生に貢献したい」とイメージできるとGood!。

自身の希望する仕事のイメージは、転職に関する判断基準の核となるので、ぜひイメージすることに取り組んでみて下さい。

イメージが沸かない場合は、職種への研究不足が原因と考えられます。
書籍やインターネットなどで、希望する職種について、情報収集をするとイメージを掴みやすくなります。

もちろん、キャリアアドバイザーにも質問することが可能ですが、非常に重要な作業なので、まずは自身の力で取り組むことをオススメします。

3.何かを依頼するときにも丸投げにはしない

転職活動のあらゆる段階で、キャリアアドバイザーに何かを依頼する場面があります。

依頼する時こそ、実は主体性の差が現れやすいので、そこを意識して行動するとキャリアアドバイザーからの評価も良くなるのはもちろん、転職自体の成功率が上がるのは間違いありません。

例えば、こんな場面が想定されます。

応募書類の添削を依頼したいとき

応募書類の添削

【NG例】
「職務経歴書を作ったので見て下さい。」

【改善例】
「○○社に応募するにあたり、○○○の経験を詳しくまとめて職務経歴書を作ったのですが、十分に訴求する内容になっているか、客観的に見て欲しい。」

どのような意図を持って作成したのかを伝えると、より良いアドバイスを受けることができます。「作り方を教えて」は、論外です。

キャリアアドバイザーへ助言を求める際は、ある程度自分なりの考えを持った上で、参考として助言を受けるというスタンスを心がけて。

何も具体的に定まっていない状態で、助言を得ても活かしきれない上に、キャリアアドバイザーから主体性に欠ける人物と評価されても仕方ありません。

紹介を希望する企業のイメージを伝えたいとき

「こんな会社に行きたい」というのを伝えるために、実際の企業名を挙げたリストを作ってキャリアアドバイザーに渡すのも一案です。
必ずしも、その企業の求人を紹介してもらえるわけではありませんが、希望する企業のイメージが具体的に伝わりやすいと思います。

企業の人事担当の声

企業人事担当の声

冒頭に示した、「失敗2.キャリアアドバイザーや企業からの評価が低くなり、採用されにくくなる」についても解説しましょう。

ここまででおわかりの通り、主体性に欠ける人物は転職エージェント内での評価が低くなります。
なぜ評価が低くなるかと言えば、「企業から採用されにくいと想定される」からに他なりません。

中途採用においては、多くの場合、企業は即戦力を求めています。
ある程度の職務経験はもちろん、自分の考えを持って切り開いていく力が必要です。
そのため、転職エージェントに頼りっぱなしの人物を採用したいと思う企業が無いのは当然と言えます。

実際に、私が企業担当をしていた頃に、企業の人事担当者から言われた言葉があります。
それは、

「転職エージェントの言う通りの応募書類を書いて、言われた通りに面接で受け答えする、優等生のような言動しかできない人物はオリジナリティが無いので雇いたくない。」

という言葉です。

もっともらしい内容を面接で受け答えしていたとしても、本人の考えた言葉ではないことを企業の人事担当者は見破ってしまう眼力を持っているということですね。

時々「面接ではどう答えたら良いですか?」といった質問を、転職希望者から受けることがあります。

キャリアアドバイザーが、過去の面接での質問傾向などを伝えることはもちろんできますが、
前半で挙げた自分でやるべきことのリストにもあるように、「自分なりの企業研究」は面接の対策としても必ず行いたいものです。

  • なぜその企業が良いと思ったのか
  • なぜそのポストが良いと思ったのか
  • 自分の経験や将来の希望との関連性

これらについて、面談前にはしっかり自分で考えることが大切です。

自分の判断基準を持っているつもりでいても、実はメディアからの受け売りであったり、必ずしも自分自身の感覚に基づいていないケースもあるので注意しましょう。

転職成功は自分の手でつかもう

転職成功
転職エージェントを利用する方の多くが、複数の転職エージェントを並行利用しています。

得られる情報量も増加し、各エージェントのキャリアアドバイザー達から異なるアドバイスを受けることもあるはずです。

繰り返しになりますが、そういった場合に、軸となる判断基準をしっかりと持っていることが何よりも重要です。

キャリアアドバイザーの言葉は、あくまでも「経験上、こうしたらうまくいったことが多かった」ということです。それらの言葉を参考にしながら、どう判断していくかは転職希望者自身です。

キャリアカウンセリングの準備の項目でも触れたように、どんな仕事をしたいかの具体的なイメージが、判断基準の核となってくれます。
核がしっかりしていれば、思考がシンプルになり、自ずと自分にとって最善な判断を下せる
ものです。

転職活動を具体的に始める前に、ぜひ時間をとってどんな仕事をしたいか、イメージするところから取り組んでみて下さい。

自分に合う転職エージェントの選び方などがわかる、こちらの記事もオススメです
転職エージェントとは?利用前のよくある疑問や不安を解決します!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る