ストレスで転職を考え始めたらすべきこと

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ストレスと転職

「今の会社で働いているとストレスを感じる。」
多くの社会人が、ストレスを理由に転職を考えたことが一度はあるのではないでしょうか。

ストレスはあるなぁ。
仕事を辞めてしまいたくなることも時々はある。
 
でもこのくらい誰でも抱えていると思ってやり過ごすしかないかな。

強いストレスを抱えながらも、簡単に転職を決断することは事情が許さないケースも多いことと思います。
安易に転職回数を増やすよりも、状況が好転するまで耐えることを選択する人もたくさんいます。

しかし、簡単に仕事を辞められないと思うほどに、ストレスは増幅されていきます。

精神的な負担は一定量を超えると、精神的にも肉体的にも消耗して身動きが取れなくなります。
そうなる前に、何らかの対処をすべきです。
 
多少のストレスは誰でも抱えているものですが、我慢していては危険なレベルもあります。
 
たかがストレスと軽視せず、負担の程度を客観的に判断して対処できると良いと思います。

「仕事のストレスを抱えきれなくなってきたな」と感じたら、どうすればよいのでしょうか?
今回はストレスが深刻になった際の具体的な対処法について、お話ししましょう。

あなたはストレスを溜めやすい?

ストレスの溜めやすさチェック

まずは、ストレスを溜めやすいタイプについて説明します。
ご自身に当てはまるところはないかチェックしてみてください。

1.責任感が強くまじめな人

責任感が強くまじめな人

  • この職場は自分がいないと回らないと感じる
  • 辛いと感じても、義務感でがんばれてしまう
  • 頼られるのが好き
  • 断るのが苦手
  • いつも笑顔を心がけている
  • 人に迷惑をかけることは避けたい

上に挙げた特性に2点以上当てはまる人は、仕事のストレスを我慢しがち。

責任感が強い性格で人から信頼されるので、頼りになる存在として一目置かれていることも多いはずです。

しかし頼られているうちに仕事量が増えていき、ストレスも同時に溜まっていきます。

ストレスが許容量を超えても、まじめな性格から仕事を断ったり減らしたりすることができません。
こうして、雪だるま式にストレスが溜まっていくのです。

2.完璧主義でプライドが高い人

  • 〇〇するべき、〇〇であるべき、といった考え方をする傾向にある
  • 手を抜くのはプライドが許さない
  • 自分にも他人にも厳しい見方をしている
  • 人からどう評価されるかがものすごく気になる
  • 不得意なことは何とか克服して無くしたい

これらに当てはまる人は完璧主義者です。

本来全てのことを完璧にできる人などいなのですが、全てを完璧にしたいと願っているためにストレスにさらされやすくなります。

得手不得手だけでなく、人間にはバイオリズムもありますから、常に一定のパフォーマンスを維持するのは至難の業です。

ところが完璧主義の人はそんな自分を許すことができません。
そして自らを追い詰めてストレスを溜めてしまうのです。

3.ストレスを全く意識していない人

ストレスを全く意識していない人
意外なことに、自分がストレスを感じていることを全く意識していない人も、実は危ないのです。
本当にストレスが全く無ければ、もちろん良いのですが、そうであることはまれです。

  • 普段から疲れた、辛いなどということを口にしない
  • ストレスを感じたことがない
  • 大丈夫が口癖になっている

こういった方は要注意です。

自覚が無くても、知らず知らずのうちに、ストレスは蓄積していくもの。
ストレスを受けている自覚が無ければ、ストレスの元から身を守ることも、自らを意識的にいたわることもできないず、危険なのです。

周りの人に「最近やせた?」「顔色が悪いけど大丈夫?」などと言われて初めて、心身の不調に気付くことが多いようです。

4.PMSが重たい女性

月経のある女性の8割~9割は、排卵日~生理開始までの約2週間に心身に何らかの不調を覚えるようです。
この期間に現れる症状をPMS(月経前症候群)と呼びます。

PMSの期間中はイライラしやすくなったり、物事を悲観的に捉えやすくなったりするので、仕事上でもストレスを抱えやすくなります。

PMSの期間が終わるとストレスは軽快することが多いですが、周期的に繰り返されるのがつらいところです。

上でご紹介したストレスを溜めやすいタイプに当てはまる方は、まずはストレスを溜めやすいと自覚するところから始めましょう。

対策が必要なストレスレベルとは?

対策が必要なストレスレベル
ストレスが蓄積され、許容範囲を超えてしまうと心身共に深刻なダメージを受けることになります。
これはできる限り避けたいことです。

そのためにもストレスの度合いを表す心の動きや行動について、よく知っておくと役に立ちます。
自分自身のためだけでなく、周りの人々のためにも、ぜひ覚えておいてください。

次のような心の動きや行動を引き起こすようになった場合は、何らかの対処が必要なストレスレベルに陥っていると考えましょう。

1.出勤時

  • 朝起きると「何とか仕事を休める口実はないか」と考える
  • 通勤時に「事故や地震が起きれば仕事に行かなくて済むのに」と考える
  • 電車や車に乗ったまま「どこか遠くに行きたい」と考える
  • 忘れ物が多い

2.勤務時

  • 人の目を見て話せない
  • 電話を取るのが怖い
  • ふとした瞬間に泣きたくなる

3.就寝時

  • 9時間以上寝ているのに、まだ寝足りない
  • 全く眠れない 眠らなければと焦る
  • 明日の仕事の段取りを考えてしまう
  • 自由な時間が欲しいから寝たくない
  • 明日が来てほしくないと思う

4.休日

  • 休みの日にも仕事の心配事が頭から離れない
  • 金曜日の夜など、休日が始まる前の日の夜はかなりハイテンションになる
  • 日曜日の夜など、休日が終わる日の夜はかなり憂鬱になる
上の項目で3~5つ当てはまった方は、要注意。
6つ以上当てはまった方は対策を考えていきましょう。

出勤時に「どこかへ行ってしまいたい」と考えるのは、無意識に職場から逃げたいと考えているからです。
忘れ物が多いのも、心がどこかフワフワして注意力が散漫になっているためです。

勤務時は気が張って普通に仕事ができていても、ちょっと気が緩んだ瞬間に感情が湧き出てしまうこともあります。人間関係のストレスを抱えている人は、人と関わることや電話に出ることに恐怖を感じます。

睡眠前には、最もストレスによる行動が出やすくなります。
「朝起きるとストレスの原因である仕事が待っている」という思いから、ストレスが様々な行動となって出てくるからです。

休日前後も要注意です。
休日が始まる前の日の夜に仕事からの解放感から妙にハイテンションになる人は、仕事が始まる前の日の夜になるとその分急激に落ち込んでしまいがち。

このように感情の落差が激しすぎるなと思ったら、心のバランスが乱れていると判断して下さいね。

ストレスレベルが高いと感じたらすべきこと

前項で6つ以上当てはまった方は相当にストレスレベルが高いので、原因を取り除く対処をすぐに始めましょう。
 
「休日に気分転換する」「周りに愚痴を聞いてもらう」程度では解消されないくらいまでのレベルに達していると認識して下さい。
放置してしまえば、状態は悪化する一方です。

具体的にどのような対処をしたら良いのかをご説明しましょう。

1.「他の人も頑張っているんだから自分も」という考えを捨てる!

まずは心の持ち方からお話します。
「他の人が頑張っているのだから、自分も頑張れるはず」という考えを捨てましょう。
今は、自分の状態を立て直すことだけを考えるべき時なのです。

精神状態は人それぞれですし、人と比べることでもありません。

「精神的な病は甘え」
と勘違いしている人もいますが、決してそうではありません。

「周りから甘えていると思われているのではないか」という罪悪感が、さらにストレスを増幅させてしまうこともありますから、「精神的な病は甘え」などという考え方は危険です。

とにかく自分を助けることに集中できるように余計なことは考えないことが大切です。

2.一人で悩まず解決に向かえる相手と話そう

仕事がストレスの原因なのですから、仕事上の権限を持つ上司に相談するのが状況を打開するのに最も効果的です。

上司なら、

  • 仕事量を減らす
  • 配置を変える
  • 休職を許可する

といった、仕事のストレスに対して有効な具体策を打ち出すことができるからです。

上司にそんなことを相談したら、評価が下がりそうで話しにくいな。

直接話しにくければ、話しやすい先輩に相談して上司に話を通してもらうという手もありますよ。
 
いずれにしても、部下が心を病んでいきなり無断欠勤するより、相談してくれる方が上司にとっても良いに決まっています。
仕事に穴をあけないように人の手配をするなど、代替策を講じることができるからです。
 
それに部下が精神的に病んでしまったということは、上司としての評価にも影響しますから、早めに対処したいはずです。

3.できるだけ仕事上の負担を減らす

仕事で精神的なストレスを抱えてしまった時、最悪なのは本格的なうつ状態になってしまうことです。

一旦うつ状態になってしまうと、回復までにかなりの時間がかかります。
ですから、本格的なうつ状態になる前に、ストレスの要因である仕事から離れることが必要です。

症状が重ければ求職も視野に入れるべきですが、そうでなくても「仕事の負担を減らしてもらう」「負担の多い部署から配置転換して負担の軽い部署に異動させてもらう」といった対処を取ることは有効です。

休職する場合に注意したいのは、復職後の働き方について対処することです。
一時的に休職して心身の状態が良くなったとしても、同じ状況の職場に戻れば、また不調をきたす可能性があります。

ですから、休職した場合は、

  • 仕事のやり方を変えて、負担を減らす
  • 仕事の負担が軽い他の部署に異動する

のように、復職後の負担を減らすよう対処してもらうのがオススメです。

転職を考えるべきケース

せっかく上司に相談をしても、まともに取り合ってもらえなかった場合、他部署への異動を検討したり、転職を視野に入れて考えるべきです。

親身になってくれない職場で長く働けるとは思えないからです。

また、休職をしていても復職後の労働環境に変化が無いことがわかっている場合も、転職を検討しておく方がベターと言えます。

「この仕事を辞めると、お金を稼ぐ手段が無くなってしまうから、辞めるわけにはいかない。」
と追い詰められて「心の逃げ場」を失ってしまうと、ますますストレスは加速するからです。

転職活動をして転職の準備を進めておくことは、実際に転職する時に役立つだけでなく、安心感にもつながり、追い詰められるのを防ぐことにも役立ちます。

転職エージェントは強い味方

転職エージェントに相談

上司に相談してある程度仕事を休めるようになれば良いのですが、それができなかった場合は転職活動をする時間がありません。
その場合はどうしたら良いのでしょうか?

そんな時は、転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職エージェントは転職希望者本人の負担を軽減してくれるためです。

  • 転職先の検索・紹介
  • 転職に関する相談に乗ってくれる
  • 応募書類の添削
  • 企業とのアポイントを取るなど、企業とのやり取り代行
  • 企業との交渉

など、忙しく働いている人にとって、役立つサービスを無料で提供してくれるのです。

ただでさえ心が疲弊しているのに、転職活動にまつわる細々したことを考えるのは、ストレスを感じるもの。
それを任せられれば、負担はだいぶ減ります。
 
それに転職のプロが相談に乗ってくれるというのも、かなり心強いはずです。

転職エージェントは「心の逃げ場」としても、役に立つのですね。

転職エージェントに関する詳しい情報はこちらからどうぞ。
転職エージェントとは?利用前のよくある疑問や不安を解決します!

ストレスは甘く見ず、早めに対処を心がけて

ストレスには早めに対処を

ストレスの多い現代社会では、いつ何時仕事のストレスによって追い詰められるかわかりません。
病気やけがと違って目に見えない心の負担は、つい軽く扱ってしまいがちです。

我慢強さは美徳でもありますが、ともすれば自身の心を痛めつけてしまうことも。

軽いかすり傷に絆創膏を貼ってケアするように、日頃から心が受ける小さな傷も見過ごさずにケアするようにしたいものです。

一人で問題を抱え込まないで、上司や転職エージェントをうまく頼ってみてくださいね。

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