転職フェアの基礎知識&上手な使い方

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転職を意識している方なら、インターネットや電車内の広告で「転職フェア」の広告が目に止まったことがあるのではないでしょうか。

リクナビNEXTや@type、マイナビやDODAなど大手転職系メディアの転職フェアは東京・横浜・大阪・名古屋・福岡など、大都市圏を中心に開催されています。

転職フェアの広告って、有名な企業のロゴがたくさん並んでいて気になるのよね。
転職フェアってどんなものなのですか?転職の役に立ちますか?
転職フェアは上手に活用すればとても役に立ちますよ。
今回は転職フェアとは何か?という基礎知識に加えて、転職フェアの上手な使い方についてお教えしましょう!

転職フェアの基礎知識 転職フェアとは?

まずは転職フェアの概要や、転職フェアでできることについて見ていきましょう。

転職フェア概要

転職フェア概要

  • 転職フェアとは合同説明会とも呼ばれるイベント
  • 中途採用を希望する企業が多数出展する
  • 出展企業は主催者に出展料を支払い、会場に設置した企業毎のブースで来場者に対して採用活動やPR活動を行う
  • ホールなどを会場として催され、大規模な転職フェアでは出展企業数が数百社、来場者数は1日あたり数千名という規模になる
  • 来場者は入場無料で出入り自由
  • 履歴書無しで入場できるが、来場者は入場時にエントリーシートと呼ばれる用紙への記入が必要
  • エントリーシートは事前にWEB上で入力して、会場で出力ができるケースもある
  • 開催曜日と時間帯は平日(午後~夜間)と、土日(日中)にわたり、在職中でも行きやすい
  • 大規模フェアの開催場所は、東京・横浜・大阪・名古屋・福岡などが中心
新卒採用をターゲットとした就職フェアとは異なり、中途採用を前提としているのが転職フェアです。
新卒・中途とどちらも兼ねた「就職・転職フェア」というものもあります。

転職フェアでできること

転職フェアでできることは多岐にわたりますが、次の3つに大きく分けられます。
この3点に沿って説明します。

  1. 出展企業ブースでできること
  2. 主催者ブースでできること
  3. 共通のイベントスペースでできること

1.出展企業ブースでできること

中途採用を希望する出展企業のブースでは、次のようなことが行われています。
※全ての出展企業に当てはまるとは限りません。

企業の採用説明会を行っている

企業の採用説明会

30分毎、1時間毎、など時間で区切り、定期的に企業の説明会を行っています。
企業ブースの前に椅子を並べて行うので、人数を制限することもあります。

採用担当者や現場の社員と直接話せる

企業ブースには、採用担当者や採用予定部署の社員などが常駐しています。
仕事内容について直接質問をすることができたり、話を聞くことができます。

転職を希望している企業と直接話して質問をしてから、実際に応募するかを決めたい人には絶好のチャンスです。

面接以外で企業の人と直接話せるのは貴重なチャンスね

企業のパンフレットなど、資料をもらえる

企業によっては、PRのためのパンフレットや、ノベルティグッズを数量限定で配布しているところもあります。

面談ができる

面談できる

事前予約が必要な場合もありますが、採用担当者と面談ができる企業も多いです。
次の選考段階に進める場合、次回の面談日程調整もその場で行えるので、スピーディーに選考を進められます。

服装や持ち物については、後ほど説明しますね。

2.主催者ブースでできること

各企業のブースだけではなく、転職フェアの主催者も趣向を凝らしたブースを設置しています。
主催者ブースを活用することで、より転職フェアを効率的に利用できるので、積極的に活用してみましょう。

※以下は全ての転職フェアに当てはまるものではありません。

訪問企業をアドバイスしてもらえる

企業数が多すぎて判断に迷ってしまった場合など、効率的に企業ブースをまわるためにぜひ活用したいサービスです。

これまでのキャリアや、今後の希望によって、適していると思われる企業ブースを紹介してもらうことができます。

自分では思ってもいなかった企業を紹介してもらえることもあり、可能性が広がるのもメリットと言えます。

転職に関する相談ができる

キャリアアドバイザーに転職活動全般についての相談ができます。
転職するかどうか、今後のキャリアパスをどうするか、などという問題は、自分一人だけで考えるよりも、客観的な意見を受けながら考えていく方が整理しやすくなります。

履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイスを受けられる

履歴書、職務経歴書の書き方
個別相談のコーナーでは、キャリアアドバイザーに頼めば履歴書や職務経歴書に関するアドバイスを受けることもできます。
アドバイスを受けたい場合は、事前に書類を用意して持参すると良いです。

「あなたの強みは○○○ですから、そこを強調する構成にするともっと良くなりますよ。そのためには・・・」という感じで、ブラッシュアップのヒントをもらえます。

過去には履歴書用の写真撮影をサービスで行っている転職フェアもありました。
来場者にとってオトクな催しが企画されていることが多いので活用してみて下さいね。

3.共通のイベントスペースでできること

セミナー開催

大規模な転職フェアでは、広い会場スペースを活かして、セミナーを行っていることもあります。
転職活動に直接役に立つ内容もあれば、キャリアプランニングやキャリアアップの参考になる内容まで、様々です。

過去の転職フェアでは、次のようなセミナーが開催されていました。

  • 自分に合う仕事を見つける方法
  • 職務経歴書の書き方
  • 面接テクニック
  • 仕事と家庭の両立について
  • 人気企業の社員に聞く、仕事のやりがい
  • 転職経験者の体験談
各転職フェアのWEBサイト上で、開催時間が公開されているので、事前に調べておくことをオススメします。

服装や持ち物、事前準備について

転職フェアってどんな服装で行ったら良いのかしら?
あと、何を持って行けば良いのでしょうか?事前に準備しておくべきこともあれば知りたいわ

服装について

転職フェアはスーツで

転職フェアに服装の規定はありませんが、実際は多くの来場者がスーツを着用しています。
企業ブースにいる人事担当者などの社員も基本的にスーツ姿ですから、カジュアル過ぎる服装だと浮いてしまうので注意しましょう。

セミナーを聞くためだけの場合など、直接企業の採用担当者と面会する予定が無い場合は、スーツでなくても問題ありません。

企業ブースを訪問すれば、採用担当者と軽い一時面接のような状況になることも十分考えられます。
社会人として当たり前の身だしなみで参加しましょう。

持ち物について

転職フェアには次の物を持っていくと便利です。

A4サイズの書類が入る大きめのカバン、サブバッグ

転職フェアに参加すれば、A4サイズの企業の資料をたくさんもらうことになるはずです。
A4サイズの書類がたくさん入る大きめのカバンを持っていくことをおすすめします。

資料が多すぎてカバンに入りきらないこともあるので、大きくて丈夫なサブバッグもあると便利です。

筆記用具、付箋

筆記用具とメモ帳
相手の話をメモするために筆記用具は必要です。
大量の資料の中で、気になった箇所をマークするために付箋があると便利です。

スケジュール帳

目当ての企業ブースで採用担当者と話した結果、次の面接日程の調整に入ることがあります。

このようにスピーディーに採用活動が進むことが転職フェアの特徴なので、自分の予定がわかるようにスケジュール帳を持参して行きましょう。

記入済みの履歴書や職務経歴書

履歴書職務経歴書

主催者ブースで応募書類の添削サービスを受ける場合や、キャリアカウンセリングを受ける場合には、履歴書や職務経歴書がある方がより具体的な成果を得られます。

転職フェアの共通のエントリーシートがあるので、必ずしも履歴書や職務経歴書は必要ではありませんが、目当ての企業が定まっている場合などは、採用担当者に見せることもあるかもしれませんので履歴書等を持参すると安心です。

名刺は持っていく方が良いのでしょうか?
現職には転職することをまだ伝えていないので、持参しにくいのです。

採用試験では基本的に名刺を渡す必要は無いので、企業側から名刺を渡されたら、お礼を言って受け取ります。

その際、「本日は現職の名刺は持参しておりません。申し訳ございません。」と添えると失礼がありません。

事前準備について

転職フェアの事前準備

せっかく貴重な時間を使うのですから、明確な目的意識を持って転職フェアに参加しましょう。

狙っている企業がある場合

参画企業の中で狙っている企業はどのくらいあるでしょうか。
限られた時間内で、採用担当者と話せるチャンスを最大限に活かすために準備が必要です。

  • 企業研究をして、聞きたいことを企業毎にまとめる
  • ブースを回る優先順位を決めておく
  • WEBから事前に面談予約ができる場合は、予約しておく

企業研究をしてきた上で、質問を投げかけられれば、採用担当者に好印象を与えられます。

転職初心者で、転職活動全般のスキルアップをしたい場合

キャリアプランが明確でなかったり、転職自体が不慣れであったりする場合は、主催者ブースで提供している各種サービスを利用するのがオススメです。
セミナーに参加して周辺知識を得ることもプラスに働きます。

予約が必要なケースもあるので事前にWEBサイトで情報を集めておくと安心です。
転職初心者

転職フェアの活用方法

目当て企業の採用担当者と直接話して採用につなげるという王道の使い方以外にも、転職フェアを活用する方法はあります。
せっかくの機会ですから、目的に合わせてうまく活用してみましょう。

絶好の面接練習の場と捉える

転職フェアの出展企業は採用意欲が高く、多くの転職希望者と話がしたいと思っています。
あなたがブースを訪問すれば、当然ウェルカムな態度で話をしてくれるはずです。

仮にその企業に現時点ではさほど興味が無くても、企業には申し訳ないですが、面接の練習になるというメリットがあります。
面接は数をこなせばこなすほど、受け答えが上手になります。

特に面接に何度も落ちて自信を失ってしまっている人に、転職フェアに行くことをおすすめします。
転職フェアの話しやすい雰囲気の中で、たくさん話すことで自信を取り戻せることうけあいです。

少し勇気がいるかもしれませんが、企業の人事担当者と一通り話し終わったら「私の印象はいかがでしたか?」と聞いてみると、今後面接を受ける上で有効な意見を聞ける可能性が高いです。
ぜひ試してみてくださいね。

経歴上のハンデをくつがえせるかも?!

転職のハンデ
過去に転職を繰り返し転職回数が多い、非正規雇用だった期間が長いなど、経歴上にハンデがある人は転職活動が難航することが多いかもしれません。
書類選考の時点で不採用となりやすいためです。

書類選考から面接に進めないという悩みを抱えている方でも、転職フェアならば直接企業側と話すことができるのです。

もちろんそのまま面接、内定という流れに必ずなるわけではありませんが、「転職回数の多さなどのハンデをどう考えているか」など企業の人事担当者に聞くことでも、今後の転職活動に生かすことができるはずです。

転職に対するモチベーションを高める

「転職を希望しているものの、重い腰が上がらない」、転職モードに気持ちを移行できていない人には、気合を入れるカンフル剤として転職フェアが役に立つかもしれません。

広い会場に企業ブースがずらっと並び、スーツ姿の転職希望者が大勢集まる様は圧巻です。
企業と転職希望者の双方が熱心に話をする空間に身を置けば転職へのモチベーションがいやでも高まるのではないでしょうか。
転職のモチベーション

自分に合う転職フェアに参加してみよう

自分に合う転職フェア

転職フェアには次の例のように、ターゲットを絞ったタイプのものもあります。

  • 女性向け転職フェア
  • IT業界の転職フェア(SE、PGなどのITエンジニア、ITコンサルタント、システム営業)
  • 各種エンジニア向け転職フェア(電気・電子・半導体・機械・化学・ITなど)
  • U・Iターン転職フェア

業種や職種でターゲットを絞っている転職フェアは、特に業界研究や職種研究に大いに役立ちます。
催されるセミナーの内容も、よりピンポイントで専門性の高いものになっています。

単純接触効果で有利に進むケースも!

全てのケースに当てはまるわけではありませんが、転職フェアで採用担当者と話して好印象を与えられれば、採用担当者はあなたの顔を覚えてくれるかもしれません。

くり返し接すると相手への好意度や印象が高まる「単純接触効果」も期待できます。
面接が有利に

実際に採用面接に進んだ時に、
「以前に転職フェアで一度話したね。」
「質問事項を用意してきてくれて、うちの会社に興味を強く示してくれていたね。」
などと、面接も和やかに進むはずです。

このように参加するメリットが多い転職フェア、ぜひ参加してみて下さいね。

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