20代女性が結婚・出産の予定を面接で聞かれたらどう答える?

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女性が転職する際、面接官から「結婚・出産のご予定は?」と聞かれることがしばしばあります。

答え方によっては自身にとって不利に働きそうな気がしますよね。

この質問に対してはあまり良い気がしない女性も多いのではないでしょうか。

特に20代未婚女性であれば、まだ先のことがわからないことも多く、さらに答えにくいものと思います。

まだ結婚の予定も無いし、まして出産なんて・・。
予定を知りたいのは私!って言いたいくらいなのに。(涙)何て答えたら良いのかしら?
悩まれるのもごもっともです。
あえて強い言葉を使いますが、企業は”リスクマネジメント”の意味で女性にこの質問をします。
 
つまり企業側の不安を払拭する受け答えができれば良いのです。
方法についてはこれから解説するので一緒に見ていきましょう!

企業が想定するリスクを知ろう

「女性を雇うことをリスクと考えるなんて!」と不快に思われるかもしれませんが、男女を問わずどんな人材であっても雇用を検討する際はリスクを予め想定するのが現実です。

結婚や育児だけがリスクということでは決してなく、様々なリスクのひとつとして考えられているとご理解下さい。

実際に企業が結婚や出産に関して、想定しているリスクには次のようなものがあります。

  • 結婚を機に寿退社してしまう
  • 妊娠を機に突然退職してしまう
  • 育児休暇終了後に育児と仕事の両立が難しく、退職してしまう
  • 職場に復帰するも、周囲の人とうまくいかず職場の雰囲気が悪くなる

これらのリスクは、言い換えれば「採用にかけたコストに対して投資対効果が十分に得られないリスク」ということになります。

採用コストについて知ろう

採用コスト

企業が採用活動をするためには、当然ながら人事担当を最低一人は充てなければなりません。
最低でも社員一人分の人件費がまずコストとしてかかります。

効率良く優れた人材を採用するために、企業が採用時に転職エージェントを使うことも多々あります。

企業が転職エージェントへ支払う紹介手数料(成功報酬)は、入社が成立した転職者の年収の約3割ですから、仮に年収500万円ならばエージェントへの支払い額は150万円ほど。
結構な額がかかります。

採用してからは教育のコストもかかります。

その結果、入社後わずか半年で「子供を授かったので辞めます!」とニコニコ顔で言われたら・・・。
子供を授かるのこと自体は喜ばしいことですが、企業にとっては決してうれしいことばかりでは無いことがおわかりいただけると思います。

企業の不安を払拭する意識を持とう

企業の不安を払拭

企業の想定するリスクや採用コストについて理解が進んだところで、次に20代女性(主に未婚)が持っておくべき意識について解説します。

まず、出産の可能性がある既婚女性や、既に子供がいる既婚女性は、ある意味で計画が立てやすく、
「企業に不安を抱かせにくい人材」と認識されることが多いです。

働き方の具体的なイメージがわきやすいので、制度利用などについて確認を進めていく作業を行うのみです。

今回の記事の主役である20代未婚女性は、先の見通しが立たない分、企業に不安を抱かせやすいのは事実
必ずそこを意識しておきましょう。

よく面接で「子供が生まれても仕事優先でがんばります!」などと熱く言っているだけの方もいるのですが、
これで企業の不安を払拭できるわけではありません。

企業の不安を払拭する意識を持って、対策を立てることが内定を勝ち取ることにつながります。
 
「計画性があって、信頼できる印象を与える女性」と企業に感じてもらえるように対策を進めていきましょう。

事前対策1:ライフプランを考える

ライフプランを考える

ここまで企業側の事情を中心に解説してきましたが、あくまでも主役は自分。
将来どのように生きて行きたいか、ライフプランを描いてみましょう。

  • 結婚は何歳くらいまでにしたいのか
  • 結婚後も働きたいのか
  • 出産は何歳くらいまでにしたいのか
  • 出産後も働きたいのか
  • 子どもは何人くらい欲しいのか
  • 複数子どもを持ちたい場合、年齢差はどうしたいのか

ライフプランを描いたからといって、必ずしもその通りになるとは限りませんが、希望や方向性を明確にすることで実現に近づくのは言うまでもありません。

ここで大切なことはできるだけ具体的に考えることです。続けてより具体的な方法を見ていきましょう。

結婚について

結婚とライフプラン

結婚により生活がどう変わるかは、結婚相手に依るところが大きいです。

仕事を続けていきたいと考えるならば尚さら、結婚する男性の条件をよく考える必要があります。

  • 相手の母親が仕事を持っていたかどうか
  • 一人暮らしをした経験があるかどうか
  • 実家暮らしの場合でも家事スキルはどの程度あるか
  • 結婚相手の女性が、結婚・出産後に働くことをどう考える人なのか
  • 相手の父親は育児に対してどのように関わっていたのか
  • 子どもを持つことについてどのように考える人なのか

例えば上に挙げたことは、その男性の家庭に関する価値観や、家事スキル、などをある程度想定する材料になるはずです。

お付き合いをしているお相手がいる方は、そのような視点でお相手のことを見つめ直すことも現実的に必要です。

今はフリーの方も、お付き合いする男性を選ぶときに参考にして見て下さい。

出産・育児について

出産育児について

結婚はまだしも、出産後に育児と両立しながら働くことを具体的にイメージするのは、20代未婚女性にとってはなかなか難しいのではないでしょうか。

まずは周囲で結婚している人や育児をしながら働いている女性に話を聞いてみるのがオススメです。

結婚して働き方が変わったのか?
仕事と育児はどのように両立させているのか?

など、人生の先輩に聞いてみましょう。

なるべく多くの意見を聞くことが大切です。
その中から自然に自分の想いにフィットする考えを取り入れていくのが良いのではないでしょうか。

保育園
まだ早いと感じる方もいるかもしれませんが、身近な保育サービスについても調べておくことをオススメします。

  • どのような保育施設が近隣にあるのか(公立・認可・無認可など)
  • 入所の条件や倍率はどのようなものか
  • 病児保育が可能な施設が身近にあるか
  • 両親や義両親などに協力を頼めるか
  • ベビーシッターなど、各種民間サービスについて
保育に関する行政サービスは、自治体毎に異なるので現住所以外の行政サービスについても調べて比較検討すると良いです。
 
必要があれば、引っ越した方が長期的にはメリットを多く受けられるケースも多いためです。

家事スキルについて

家事スキル

あなたは炊事・洗濯・掃除などどの程度のスキルを持っているでしょうか。
実際に結婚・出産を経て仕事を続ける場合、家事スキルがモノを言うことは容易に想像できます。

現時点で実家住まいで家事に関して困っていないケースは要注意。

何もかも完璧に家事に行う必要はもちろんありませんが、
日々の暮らしの中で効率良くこなせる程度になっておくのも対策として有効です。

料理教室に通ったり、実家でも家事を意識的に受け持ってみるのも良い対策になります。

家事が苦手な方であれば、それを補う方法を考えるのも手です。
ロボット掃除機
ロボット掃除機や、高性能の調理器具、下ごしらえ済み食材セットの宅配サービス、家事代行サービスなど、便利なモノやサービスがあなたを応援してくれるはずです。

キャリアプランも並行して考える

ライフプランと並行して、仕事上どうなっていきたいかというキャリアプランについても考えることも必要です。
20代女性の多くは、まだ担当者レベル~主任クラスという職位。

今後は管理職を見据えてマネージメントを意識しつつやっていきたいのか、それとも職位にはそれほどこだわらず同職種でコツコツと経験を積んでスペシャリストを目指したいのかなど、個人で志向が異なるところです。

キャリアプランによって、家庭生活へかかる負荷の度合いも変わるので、よく考えておきましょう。

事前対策2:志望企業の制度・福利厚生を調べる

育児休業などの制度

結婚・出産後も働き続けたい場合、その企業が家庭や子どもを持つ女性にとって働きやすい職場であるかということを十分すぎるくらい事前にリサーチする必要があります。

制度・福利厚生を確認する

女性が働きやすいと言われる企業ではほぼ例外なく、

  • 産前・産後休業
  • 育児休業
  • 時短勤務制度

があり利用実績もあるものです。
志望する企業について採用情報などから制度や利用実績について調べてみて下さい。

他にも、

  • 企業内保育所(企業内託児所)
  • 保育料補助
  • 出産祝い金
  • 在宅勤務制度

など、様々な制度や福利厚生サービスがあります。

配偶者の転勤による転居に対応できる、「勤務地変更取り扱い制度」も、長期就業を目指すなら確認しておきましょう。

制度の利用実績や残業の実態について情報を集める

いくら制度が充実していても、実際に利用している人がいなかったり、利用しにくい雰囲気だとしたら、それは”絵に描いた餅”に過ぎません。

また残業や休日出勤が常態化しているような企業では、幼い子どもを抱えての就業は難しい面があるのも事実。

ホームページの採用ページに、制度の利用実績や、利用者のインタビュー記事を掲載しているような企業であればまず問題ないと考えてOKです。

またホームページに「くるみんマーク」が掲示されている企業も安心です。
くるみんマーク

※くるみんマークは厚生労働大臣から子育てサポート企業として認定を受けた証です。

次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことで認定を受けることができるのです。

実際どのように女性が働いているのか、実態が見えにくい場合は、転職エージェントを利用しての情報収集が非常に有効です。
 
転職エージェントは、企業毎の実態はもちろん、部署単位など、より細かな実態についても情報を仕入れてくれるためです。

いよいよ面接!事前準備があれば大丈夫

面接の事前準備

事前対策でライフプランやキャリアプランについて考え、企業の情報も十分に集めれば、あとは面接でそれらを活かして話せばOKです。

「結婚やご出産のご予定は?」と聞かれたら・・・

面接での回答例をパターン別にご紹介します。参考になさって下さい。

未婚で結婚の予定が全く具体化していないパターン

明確な予定はありませんが、将来家庭を持ち子どもが生まれても働き続けたいと考えております。
 
御社では育児中の女性も管理職として多数活躍されていて、周辺制度も充実している点にも魅力を感じました。
 
将来家庭を持っても仕事との両立に支障が無いよう、家事スキルの習得や、保育施設の情報収集など現時点でできることは進めている状況です。

婚約中などで結婚が決まっているパターン

〇〇年〇月に入籍する予定でおりますが、仕事は続けていく考えでおります。
 
夫となる相手とその両親も就業に理解があり、近くに済む予定ですので、子どもが生まれた後もサポートを受けられる予定です。
 
すぐに出産するつもりは無く、まずは仕事を覚えることを最優先し〇歳頃までにはできれば第一子出産をと考えています。
 
居住予定地周辺は公立保育園以外にも、認可保育園など5か所ほどがありますし、御社の時短勤務制度なども活用すれば両立が実現可能だと考えています。

仕事もデキる印象を同時に与える効果も

面接での回答例をご紹介しましたがいかがでしたか?
ただ「仕事を長く続けたいです!」と伝えるだけよりも、真摯な姿勢が伝わったと思います。

面接官は、次のような印象を抱くはずです。

  • ライフプランやキャリアプランをしっかり考えている人物
  • 必要なスキルの取得や、情報収集を抜かり無く行える人物
  • 周囲の理解を得て、サポート体制を社内外で構築できる人物
  • これまでの仕事も同様に真摯な姿勢で取り組んできた人物

一緒に働きたい、応援したい!と思ってもらえたらうれしいですよね。
 
面接って本当に事前の準備がモノを言うんですね

女性がライフイベントで影響を受けやすいのは確かですが、今はワーク・ライフ・バランスを重視する企業も増えて働き方も多様化しています。

記事で紹介した事前準備を参考にぜひ将来について考えてみて下さいね。
理想の働き方を手に入れて、より一層活躍できるはずですよ!

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