若者正社員チャレンジ事業とは?<東京都委託事業>

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若者正社員チャレンジ事業

「学校を卒業して3年以上経つのに、未だに正社員としての実務経験が無い。」
「就職はしたものの長続きせず退職。その後はフリーター生活。」
「自分は何がしたいのかわからない。」

どうにかしたいと思っても、年齢を重ねるほど就職が難しくなっていると感じているかもしれません。

もしそのような状況にあなたがいるならば、現状を打破するきっかけとして、
若者正社員チャレンジ事業」が役に立つかもしれません。

若者正社員チャレンジ事業?初めて聞いたよ。
東京都と東京しごと財団が主催する事業で、経験のない20代の方が「正社員」として就職することを目指すものです。
一歩踏み出してみたいと願う人にとって、非常に良いプログラムなので、詳しくご紹介しますね。

若者正社員チャレンジ事業の概要

若者正社員チャレンジ事業は、東京都が、公益財団法人東京しごと財団およびハローワークと連携して行っている事業です。

既卒者やニート、フリーターや派遣社員など非正規雇用者、正社員としての実務経験等が十分でない若者に、セミナーと企業内実習を組み合わせたプログラムを提供し、働く上での実践的な能力を身につけ、正規雇用につなげることを目的としています。

経験や経歴を気にする必要が無く、早ければ約1か月で正社員になることも十分可能な内容となっています。

参加費は無料です。(※交通費は自己負担となります。)

若者正社員チャレンジ事業の流れ

運営は、民間の職業紹介事業者に委託されており、パーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)とアデコ株式会社の2社が窓口となっています。

東京都主催の事業だから安心感があるね。
そうですね。
続けて参加条件や、特徴について見ていきましょう。

条件を満たせば都民以外も参加可能

若者正社員チャレンジ事業への参加には以下の条件があります。(東京しごとセンターHPより抜粋)

大学等(※)卒業後3年以上経過かつ29歳以下の求職者で、以下の要件のうちいずれかを満たす方が対象となります。

  1. 就職が決まらないまま学校等を卒業後、一度も就職したことがない方
  2. 正社員以外の職歴のみを有する方
  3. 直近2年以内に正社員の職歴が合計1年を超えない方

※ 大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校または高等学校等

企業での実習は都内になりますが、お住まいの地域に関係なく参加が可能です。

これらの条件に合う方であれば参加において選考はありません。
ニート、フリーター、派遣社員など状態を問わずチャレンジすることができます。 ※ただし学生は不可

事前カウンセリング&事前セミナーで実習に備えられる

若者正社員チャレンジ事業への参加者は、様々な疑問や不安を抱えています。

「自分にどんな仕事やどんな企業が向いているのかよくわからない」
「正社員として働くイメージがわかない」
「経歴にブランクがありすぎて心配」

こうした疑問や不安に対処してから、安心して企業での実習に入っていけるように、専任担当スタッフがサポートしてくれます。

事前カウンセリングとは?

専任の担当アドバイザーと個別に行うカウンセリングで、初回は1時間~2時間程度かけて行います。

キャリアに関する希望についてはもちろん、抱えている悩みや問題を共有して理解を深め、より良い就職を実現する足がかりとします。

働くことに対する心構えなど、実習スタートに備えた内容も含まれています。

初回のカウンセリング以降も、必要に応じてきめ細やかなアドバイスを行ってもらえるので、常に納得した上で次のステップに進むことができます。

事前セミナーとは?

実際に企業を選んで実習に行く前に、必要となる情報などを共有する場で、2日間連続で実施します。

内容は以下の通りです。

  • 業界・職種研究
  • 職務経歴書の書き方
  • 面接対策・ビジネスマナー
  • 就職活動をするにあたってのメンタルケア

厳しい基準をクリアした受入先企業が100社以上

若者正社員チャレンジ事業に賛同し、受入先となっている企業は100社を超えます。

業種では、サービス/メーカー/建設/IT/商社/小売など。

職種では、営業/事務/製造/販売などを中心に幅広いラインナップとなっています。

ゲームアプリ制作や、広告企画・制作、CADオペレーター、受付など、若者に人気のある職種の求人も多数。

いずれの企業も、経験や技術などより、「働きたい」という意欲を重視し、若者を育てていく意欲に溢れた企業です。

東京都は、若者の受け入れ先としてふさわしい企業かどうかを選定するために、以下の条件を全てクリアしている企業のみに対象を限っています。
  • 宗教活動や政治活動を主たる目的とする団体、暴力団又は暴力団員の統制下にある団体でないこと。
  • 総勘定元帳及び現金出納簿等の会計関係帳簿類を整備していること。
  • 労働者名簿、出勤簿及び賃金台帳等の労働関係帳簿類を整備していること。
  • 都税の未納付がないこと。
  • 過去5年間に重大な法令違反等がないこと。
  • 公序良俗に反する事業を行っていないこと。
  • 青少年の健全育成上ふさわしくない事業を行っていないこと。
  • 若年求職者が安定した職業生活を送るため、適切な経営状態、労働環境であると認められること。
  • 本事業の趣旨を理解し、実習受入れについての条件に同意すること。
  • 採用にあたり、公正な選考を行っていること。

ブラック企業が除外され、優良企業のみに絞られているため、安心して実習先を選ぶことができます。

興味のある業界、職種を実際に体験できる

若者正社員チャレンジ事業では、受入企業を紹介する「合同企業説明会」を定期的に実施しています。

そこで各企業のプレゼンテーションを聞いたり、企業の採用担当者と直接話しながら、実習先を検討することができます。

どのような実習を行うのかも、合同企業説明会で事前に聞くことができます。

その後、自身の希望と、企業側との希望とを合わせて、担当アドバイザーと相談しながら実習先を決定し、いよいよ約20日間の企業内実習がスタート!

実習期間中は、担当アドバイザーが実習先に定期的に訪問してくれるので初めての仕事でも安心して働くことができるはずです。
実習先の企業内にもJOBリーダーという立場のサポーターがいるので、双方からの支援を受けて実習を進められます。

実習を終えて、応募したいと思えたらいよいよ応募をして面接を受けることになります。

応募から面接、就職に至るまでも担当アドバイザーが引き続きサポートやアドバイスを行うので安心です。

実際の仕事内容や職場の雰囲気、自分との相性を知ってから実際に応募する企業を決められるのはとても大きなメリットですね。
これは一般的な就職活動ではできないことです。

キャリア習得奨励金(最大10万円)が支給される!

若者正社員チャレンジ事業の大きな特徴として、実習期間に応じて最大10万円の『キャリア習得奨励金』の支給が受けられることが挙げられます。

就職までの活動期間に、アルバイトができないこともあるので、経済的なサポートがあるのはとても心強いですね。

キャリア習得奨励金は、実習の終了後に、申請書類を提出すれば、約1ヶ月程度で指定の口座に振り込まれます。

若者正社員チャレンジ事業の実績・評判

若者正社員チャレンジ事業の委託先である、パーソルキャリア株式会社の調査によれば、平成26年度から始まったこの事業を通じての就職実績は平成28年度の時点で760名を超えています。

事業に参加した人のおよそ70%が就職に成功しており、効果の高さが見て取れます。

また事業に参加した個人、及び企業の双方ともに満足度が非常に高いこともアンケート結果に表されています。(パーソルキャリア株式会社調べ)
パーソルキャリア若者正社員チャレンジ事業満足度

デメリットとして考えられること

正社員を目指す若い方にとってメリットが非常に大きい若者正社員チャレンジ事業ですが、デメリットにも目を向けてみましょう。

参加企業は中小企業に限られている

この事業は、若者の就職支援対策であると同時に、東京都の中小企業の人材不足への対策でもあります。
そのため、参加できる企業は次の2点を満たしていなければなりません。

  • 都内に活動拠点(本社又は営業所等)を有していること。
  • 常時使用する従業員の数が300人以下であること。

よって、若者正社員チャレンジ事業を通じて応募できる企業は、従業員数が300人以下の中小企業に限られます。

この点が希望条件によってはデメリットとなるかもしれません。

ただし、先に解説した通り「若者の受け入れ先としてふさわしい企業」のみを選定しているので、その点は安心できます。

地方で働きたい場合、対応できないケースも

都内に活動拠点(本社又は営業所等)を有していることが企業の参加条件になっているため、原則東京都内の就職となります。

企業によっては就職後、転勤の可能性もありますが、地方での就職を希望する場合は必ずしもマッチしないことがあると思います。

地方での就職を希望する場合は、民間の就職支援サービスも併用する手も。
全国各地に相談拠点があるジェイックはオススメできます。
( 東京 千葉 神奈川 埼玉 静岡 愛知 大阪 福岡 広島に拠点あり )
ジェイック

このように、企業規模や勤務地が限定的になる点は、一部の方にとってデメリットと言えるかもしれません。

参加申し込み方法

若者正社員チャレンジ事業の特徴などについて、解説して来ました。

「何かが変わるきっかけ」になるかもしれないと感じた方もおられるのではないでしょうか。

参加を希望される場合は、以下のリンク先の専用ページよりWEB登録が可能です。
まずは話を聞きたいだけという方でも全く問題ありません。

若者正社員チャレンジ事業
(東京しごとセンターのHPにリンクしています。)
若者正社員チャレンジ申し込み

まとめ

若者正社員チャレンジ事業
若者正社員チャレンジ事業は、東京都が、若年層の就職支援と、企業の人材獲得を支援する目的で行っている事業です。

一人でも多くの若者の「働きたい」という想いを実現するために様々なサポート内容を用意しています。

今の時点では、自分の志向がわからない方でも、実習に参加していく中で、何が自分にとって向いているのか、あるいは向いていないのかが肌感覚でわかるようになってくるはずです。

そういった機会は、通常の就職活動ではなかなか実現することができません。

無料でそうした機会が得られる若者正社員チャレンジ事業は、そういう意味でもとても存在価値の高い事業です。

ぜひ気軽に活用してみて下さい。

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